2013年
6月
26日
水
昨年に引き続き、今年のGWも、帆船Ami号の熱海〜初島〜下田の航行に乗船させて頂いた。
どちらかというと、スポーツもレジャーも陸や山系ジャンルが好きな私は、ヨットや船に乗ることそのものを楽しむという事に殆ど興味がなく、昨年声をかけてもらった時も、それ程乗り気ではなかった。今は日本に一艘しかない帆船に乗船、初島エクシブに宿泊ということがポイントで参加したのだった。
帆船という形は知っていても、本物の帆船に乗船するのは初めてで、船の姿、ディテール、沢山の縄・・・・初体験の空間にワクワクしながら出港。2張り以上の帆がある帆船は、キャプテンの号令に合わせて何人もの人が声をかけながら縄をあやつり、帆を上げていく。マリーナから海に出て行くまでは、船上は忙しい。まわりのヨットやクルーザーに乗っている人々が、この帆船に注目している風景も見える。帆船航行は、予想を超えて大変楽しいものだった。
今年は、二度目の乗船ということもあり、舵をとらせてもらったり、マストにも登らせてもらった。写真からもわかるように(低い位置にいるのが私)、少々おっかなびっくりだったが、カメラを持って登った。自分の身の安全はもちろん、カメラの安全にも注意しながら。
このマストからでも自由に写真が撮れるような身体能力と感覚を磨いて、また新たな視界を手に入れたいと、改めて思うなり。
2013年
2月
28日
木
今年も文化庁メディア芸術祭を観てきた。国際的に活躍するアーティストによる、あらゆるジャンルの多彩な作品に出会えるので、毎年楽しみにしている。
写真は、キレイなインタラクティブインスタレーションだが、監視社会を思わせるシニカルな作品 > "Desire of Codes" 三上晴子さんの作品を写したものである(この芸術祭会場では手持ち撮影であれば、撮影が許されている)。
この部屋の中には、自動制御で物体を認識する多くのビデオカメラがあり、真中に映し出されているのは、そのカメラ達が捉えた鑑賞者である我々である。
映像で表現された作品を観るのは、写真でなくてもとても刺激になるのだが、それでも自分は一枚の写真を撮る事が好きなのだと、改めて確信もする。
2013年
1月
02日
水
みなさま、2013年、明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
東京はお天気にも恵まれ、穏やかな元旦でした。
とは言え、日本は原発問題、東北の復興、大きな課題が山積みです。改めてその事を胸に刻んで、2013年をスタートしたいと思います。
2012年
12月
29日
土
いよいよ2012年も残すところ僅かとなりました。
クリスマスを十分楽しんだ後、世間は本来の民族の習慣である年末年始の準備へと切り替わっていますね。
私も、頭の中は神社や鏡餅、おせち料理や日本酒のイメージでいっぱいになります。
さて、大掃除にとりかかりますか。
皆様、どうぞ良い年を・・・
2012年
11月
25日
日
今朝、私の友が一人、いや一匹、天国へ旅立った。
だいちゃんは、友人の家族、雄のヨークシャーテリア。彼が小さい時に、友人の家族の一員として迎えられた。だいすけ、というのが彼の名前。なので、だいちゃん。
私は、よくこの友人のお宅にお邪魔していた。クリスマスやウェルカムパーティなど、ファミリーパーティに招待して頂き、楽しくおいしい時間を共に過ごさせてもらった。
そして、そこには、必ずだいちゃんがいて、いつも玄関まで出迎えにきてくれた。子犬の頃は、遊び友達(私)が来た嬉しさで、そそうしたこともあったっけ。
彼と私には共通点が二つある。食いしん坊で遊ぶのが大好き。
彼は、骨を私の目の前にわざわざ置いて、離れて待つ。取りにこい、という訳である。こちらが取りに行くそぶりを見せると、そうはさせるかと、くわえて逃げる。こちらが、あきらめて追いかけるのをやめると、また、目の前に置きにくる。この繰り返しだ。単純な遊びだけど、お互いの呼吸を読みながら、真剣な駆け引きをする。
そのうちに、パーティの準備が進み、お料理の良い臭いがしてくる。そうすると、彼はそわそわし始める。ご飯の時間だ、ご馳走もありそうだと。食事が始まると、誰かの足下へ行き、下からじっと見つめる。それは、もう真剣に・・・。その可愛い目力にやられて、ご馳走のお裾分けをしてしまったりもした。
今思うと、もっと写真を撮っておけば良かったと悔やむが、彼は写真がきらいだった。私がカメラを向けると、一目散に家具の下へ潜り込んでしまう。おそらく、一眼レフのレンズが大きい目に見えていたのだろう。
写真はたくさんないけど、私の楽しい記憶のシーンに、だいちゃんはいる。
どうぞ、やすらかに・・・合掌。
2012年
11月
13日
火
11月3日、恵比寿ガーデンプレイスでバカラのシャンデリアの点灯式が開催された。
この季節の風物詩とも言えるようになり、例年多くの人が集まる。
家の近くということもあり、私は毎年見られるのだが、何度見てもやはり美しい。
年末まで、このシャンデリアとクリスマスイルミネーションを目当ての人出が多くなる。その風景も風物詩だ。
2012年
11月
10日
土
この葡萄の写真は、8月に中伊豆ワイナリーを訪れた時のものである。
タイトルには2とあるるが、時系列的には遡ることになる。葡萄畑では葡萄が実り、何人ものワイナリーの人が収穫の秋にむけ丁寧に手入れをしていた。
ところで、赤ワイン用の葡萄ってどういう味なのか。通常、食用として流通する事がないのもあり、何だか渋い葡萄をイメージしてはいないだろうか?
まだ、ワインを飲み始めたばかりの頃、ボルドーを旅した事があった。それも、収穫時の秋。先輩のつてもあり、ボルドーはオー・メドックのとあるシャトーを案内してもらった。
葡萄の取入れ真っ盛りの中、集められた葡萄の選定が手作業で素早く行われていた。そこで、はじかれた赤ワイン用の葡萄を味見させてもらったのだが、予想を裏切る濃い甘さに驚いたものだ。
そう、ワイン用の葡萄は食用より甘い。実を食べると言うより、甘い葡萄ジュースが口の中いっぱいに広がる感覚。その糖度がアルコールとなり、おいしいワインにしてくれるのだ。
そんなことを知る事で、ますますワインが好きになり、今も飲むだけでは足りず、時折葡萄畑へと足が向くのである。
2012年
11月
09日
金
街のあちこちで、ボジョレーヌーボーの文字を見かけるようになった。そろそろ、葡萄畑では収穫が終わっている頃と、昨年来、数回訪れている中伊豆ワイナリーへ行って来た。
葡萄の果実がなくなっている畑に何故行くかと言えば、それはワイン用の葡萄畑だからだ。
収穫の後の畑は、無事収穫が終わったことを喜んでいるかのように、美しく色づいている。そして、天気にも恵まれ、葡萄畑の向こうには富士山も姿を見せていた。
この風景を眺めながら、ワインを味わえる・・・何て豊かな時間だろう!